名作ゾンビ映画『バタリアン』30周年記念、ファン必読のバイブル『バタリアンの完全なる歴史』（The Complete History of the Return of the Living Dead）が再刊行される。

ジョージ・A・ロメロによるゾンビ映画の記念碑的な作品『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のパロディであり、ホラー映画、そしてゾンビ映画として今でも根強い人気を誇る名作でもある、ダン・オバノンの『バタリアン』（The Return of the Living Dead）。

この映画の30周年を記念して、クリスチャン・セラーズ（Christian Sellers）とゲイリー・スマート（Gary Smart）の著作による書籍『The Complete History of the Return of the Living Dead』が、「Plexus Publishing」より再刊行されたそうである。

The Complete History of the Return of the Living Dead

書籍名を日本語に訳すと、『バタリアンの完全なる歴史』、まあ『バタリアン大百科』とでも言うべきものであろう。

未公開の貴重な写真やアート・デザインも満載だとのこと。

The Complete History of the Return of the Living Dead

image source : The Complete History of 'The Return Of The Living Dead'

上記の著作者であるクリスチャン・セラーズは、英国最大の月刊ホラー映画雑誌「GoreZone」誌の副編集長であり、『バタリアン』シリーズのウェブサイトも運営しているそうである。またデザイナーであり研究者でもあるゲイリー・スマートは、『バタリアン』の熱狂的なファンだそうである。

ちなみに邦題の『バタリアン』（Battalion）は、日本の配給会社であった東宝東和によって独自に付けられたもので、英語で「大隊」や「大群」というような意味を表す言葉である。ゾンビの大群をイメージしたものだったのかもしれない。

ぼくもこの『バタリアン』は大好きな映画であり、もちろんソフトも所有していて何度も何度も、そして何度も観返している。本当に何度観てもおもしろい作品である。

しかし、このウェブログでも先日触れたのだが、この『バタリアン大百科』の再刊行という嬉しいニュースの影で、この30周年の年の最後に、本作品で葬儀屋のアーニー・カルテンブルンナー（Ernie Kaltenbrunner）役を演じていたドン・カルファ（Don Calfa）が、あの世に旅立ってしまった。詳細は以下に詳しいので、気になる方はお読みいただきたい。

The Complete History of the Return of the Living Dead

image source : The Complete History of 'The Return Of The Living Dead'

ちなみに、ぼくはまだこの書籍を手に取ったことはないのであるが、『バタリアン』ファンにとってはバイブルとも呼ぶべきもののようである。そのためこの機会に購入してみようと思ってAmazon.co.jpで調べてみたら、再刊行版の予約受付中、ちゃんと売っているようである。価格などの詳細は以下でご覧いただきたい。