ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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恐怖の美女ミイラ復活、トム・クルーズ主演の最新ミイラ映画『The Mummy』の予告編が公開。

「ミイラ」をテーマとしたホラー映画の始祖と言えば、アメリカのユニバーサル映画が製作した1932年公開の『ミイラ再生』(The Mummy)、いわゆるユニバーサル・モンスターズにも数えられる例のアレである。

 

主演はボリス・カーロフBoris Karloff)、彼はイギリス・ロンドン出身の俳優であり、ご存知のように「フランケンシュタイン」俳優としても名を馳せた人物で、ドラキュラ役で知られるベラ・ルゴシ(Béla Lugosi)と並んで、ユニバーサル作品を中心に1960年代末まで多くのホラー映画に主演していたホラー映画界における大スターである。

 

そして監督はカール・フロイント(Karl Freund)、彼は元々は撮影技師であり、あのフリッツ・ラングの『メトロポリス』(Metropolis)の撮影を担っていたことでも知られている。

 

ちなみにこの『ミイラ再生』では、お馴染みの包帯ぐるぐる巻きのミイラが人間を襲うというシーンは出てこない。あのイメージが確立するのは、1940年公開の『ミイラの復活』(The Mummy's Hand)以降である。

 

 

さて、そのミイラ映画の流れを汲む最新作が、2017年6月9日に公開を予定している。

 

タイトルはスバリの『The Mummy』である。

 

The Mummy

image source : Universal Pictures - YouTube

 

監督はアレックス・カーツマン(Alex Kurtzman)、主演はトム・クルーズTom Cruise)、そしてヘンリー・ジキル博士という役でラッセル・クロウ(Russell Crowe)も出演している。

 

気になるミイラ役であるが、本作品のミイラはどうやら女性らしく、アルジェリア系フランス人のソフィア・ブテラ(Sofia Boutella)がミイラを演じているようである。

 

彼女は元々はダンサーであるが、マシュー・ヴォーンの『キングスマン』(Kingsman: The Secret Service)では両足が義足の殺し屋を演じている。

 

The Mummy

image source : Universal Pictures - YouTube

 

ちなみに監督のアレックス・カーツマンは、2017年以降に続々とユニバーサル・モンスターズ映画のリメイクをプロデュースしてゆく予定のようである。

 

では、その最新のミイラ映画である『The Mummy』のなかなかカッコよいポスタービジュアルと、予告編が公開されているので、ご覧いただきたい。

 

The Mummy

image source :  #TheMummy (@themummy) | Twitter

 

 

 

 

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