ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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ドラゴンボール的戦闘描写の表現型、実写と2Dの融合による『PRINCESS OF FIGHT』。

鳥山明の『ドラゴンボール』が、今や世界的な知名度を誇ることはご存知のことだと思う。

 

そしてあの漫画を原作としたアニメーション版の『ドラゴンボール』シリーズも、全世界的に放映されるに至ったと聞き及んでいる。詳しくは知らないけれど。

 

その影響もあり、アニメーション版で言うところの『ドラゴンボールZ』以降で登場する戦闘シーンの描写における表現が、ある一つの形式のようなものになって確立されている気がする。

 

例えば顕著なところだと、チャウ・シンチーの『西遊記〜はじまりのはじまり〜』(西遊 降魔篇)のクライマックスシーンは、あれは完全に孫悟空ベジータの戦いのシーンの影響だと感じた記憶がある。まあ影響と言うか、あれがやりたかったのかもしれないけれど。

 

そんな中で、少し他のものとは毛色の違った作品を見かけたので、取り上げてみたい。

 

2DアニメーターのXavier Sailliolさんが制作した、『Princess of Fight』である、『La Princesse De La Bagarre』が原題かな。

 

 

ドラゴンボール』だけじゃなくて、カートゥーンとかアメコミみたいな、いろいろな要素も入っているのだけれど、戦闘描写の表現としては、『ドラゴンボール』的な要素が強く感じられるのは、ぼくだけではないと思う。

 

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image source : Xavier Sailliol on Vimeo

 

ドラゴンボール』自体をファン・フィルムとして実写化したり、あの戦闘シーンに影響を受けた動画はけっこうよく目にするけれど、こういうタイプはぼく個人的には、初めて観るような気がする。

 

まあ作品のオチにもなっているが、ちょっとオシャレな格闘ゲームっぽい感じが、なかなか新鮮である。

 

Xavierさんは他にも様々なタイプのアニメーションを制作している。

 

彼の2016年の作品集『Animation Reel 2016 Xavier Sailliol』があるので、興味がある方はご覧いただきたい。

 

 

ちなみに、 他のタイプの『ドラゴンボール』ものがあるかなあと思って探してみると、以下の有名な直球のやつがあったので、観たことある方も多いと思うが、最後に取り上げておく。

 

 

登場人物がすべて奇妙なのが、この作品の魅力だと思うな・・・。 

 

 

 

DRAGON BALL Z: SEASON 1

DRAGON BALL Z: SEASON 1

 

 

 

月白貉