ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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クロッシェの魔女が編む『E.T.』のヒトグルミが、とってもキュートよね。

初めてお付き合いをした女性に手編みのマフラーをもらったことがあった。

 

そのこは編み物が得意なわけではなく、でもクリスマスのプレゼントとして、ぼくのために、随分前から時間をかけて一生懸命編んでくれていたらしい。

 

すっごく嬉しかったが、あまりにも気合を入れすぎて、時間をかけすぎて編んだようで、プレゼントされたマフラーはおおよそマフラーとは言い難い、アナコンダみたいな巨大なマフラーだった。そしてぼくはその冬の時期、そんな南米のジャングルにでもいそうなアナコンダマフラーに首を締め上げられながら、彼女と一緒に手をつないで街を歩いたことを、この時期になると時々懐かしく思い出す。 

 

さて、今回は編み物の話。

 

米国オハイオ州に住むクロッシェの魔女が運営するウェブサイト『Crochetverse』(かぎ編みの詩ってことかな)がなかなかすごい、以下がそのウェブサイト。

 

Crochetverse

 

すごい理由は色々あるが、まあ作品もすごいんだけれど、本人のビジュアルが魔女っぽくてすごいというのもある。鼻輪はピアスかな・・・、胸にはハートのタトゥー。

 

Crochetverse

image sorce: Crochetverse (@crochetverse) • Instagram photos and videos

 

クロッシェ、つまりかぎ針編みとはなんぞやというと、簡潔に言えば、かぎ針と呼ばれる道具を用いる編み物のことである。帽子などの小物類、バッグ、あみぐるみ、チョッキ、カーディガン、テーブルクロスなどなど様々なものに用いられる。

 

ちなみにクロッシェとはフランス語で「かぎ針」とか「かぎ針編み」の意味である。

 

そして彼女が来るハロウィンに向けて、二歳になる息子に編み上げたのが、このE.T.のヒトグルミである。

 

Crochetverse

image sorce: Crochetverse

 

凄まじく、かわゆすなあ。

 

彼女いわく、

 

So every year I try to really do something special and this year I have invented what I am terming “HUMANGURUMI” … Amigurumi + a Human! LOL!

 

つまり、「あみぐるみ」+「ヒューマン」=「ヒューマングルミ」というわけ。こんなもの作ってくれるお母さんがいたら自慢だろうなあ。

 

彼女はこれをなんとたった四日で完成させたらしい。すごい。それがクロッシェの魔女と呼ばれるゆえんであろう、まあぼくが勝手に呼んでるだけだけれど。ちなみに彼女は腕になかなか素敵なタトゥーを入れている。これを見る限り、やはり魔女だろう。

 

Crochetverse

image sorce: Crochetverse

 

まあ。そんなわけで、このE.T.のヒトグルミに感化された人は、ぜひ来るハロウィンに向けて、ゾンビグルミやらヴァンパイアグルミ、あるいはピエログルミなんかを編み始めてみてはいかがだろうか。

 

彼氏や旦那様へのプレゼントにも最適なことと思う、たとえアナコンダだって、愛があればいいのさ。

 

というわけで最後に、ハロウィンやら魔女やら吸血鬼やらピエロやらにご興味がある方は、このウェブログにもそれらしい、鼻くそをほじりながら読むのに最適な記事があるので、よろしかったら以下からどうぞ。

 


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月白貉