ジョニー・デップが持っている、不気味なピエロの絵画の話。
今、アメリカで相次いでいる不気味なピエロの目撃、そしてそれに関連する話の続報が気になって仕方がないのは、ぼくだけではないだろう。
このウェブログでも何度か触れている、例の米国サウスカロライナ州における不気味なピエロの目撃に関連して、同州在住のデヴィッド・ウェイン・アームストロングという男性が、「ピエロの格好をした人間が、真夜中ににオレの家のドアをノックしてきたよ!」という虚偽の目撃情報を通報したとして、警察に逮捕されたようである。彼はまた「ピエロを森の中まで追いかけたんだけど、逃げられたよ!」とも言っていたようであるが、その後の警察の周辺での聞きこみなどによって、それが嘘だということが発覚したということである。
さて、このピエロの事件がなぜアメリカではここまで大々的に取り沙汰されていて、警察がピリピリしているかといえば、それには大きな理由がある。
ではそれは何故かといえば、あのジョン・ウェイン・ゲイシーという男性が巻き起こした、アメリカ全土を震撼させた凶悪な連続殺人事件の記憶が蘇ってきたからなのである。
地元の資産家として町の名士であり、チャリティーやボランティア活動などにも熱心な模範的市民だと思われていた彼だが、実はその陰で、1972年から1978年の間にかけて、少年を含む三十三人もの人間に性的暴行を加えたうえで殺害し、その遺体を自宅の地下に並べて埋め込み、さらには自宅に入りきらなくなった遺体を近くの川に遺棄していたのである。
彼は地域のボランティア活動などの際に、子供たちを楽しませるためにピエロに扮装することが多かったということから、後にキラー・クラウンの異名で呼ばれるようになった。 また彼は逮捕後、刑務所の中で多数の不気味なピエロの絵画を描いており、さらにはその絵画がずいぶんと人気を博して、展示会が開かれたり、高値で取引されたりしている。
そしてなんとあのジョニー・デップも、そのゲイシーの絵画を購入して所有しているそうである。
なぜそんなものを持っているのかといえば、彼は重度のピエロ恐怖症であり、それを克服するために自分の周囲に多数のピエログッズを置いて生活しているそうであるが・・・、しかし、もしそうだとしても、わざわざそんな連続殺人鬼が描いた禍々しいピエロの絵画をチョイスしなくても、他のもので済むんじゃないのかと、そう思うけどね・・・。
ちなみに、かのスティーヴン・キングの『IT(イット)』に登場する不気味なピエロのペニーワイズは、ゲイシーがモデルになったと言われている。
まあそれにしても、あとしばらくでやってくるハロウィンを目前にして、謎のピエロが相次いで出没するなんてことが、もし日本で、そしてあるいは自宅の近所で・・・、と考えると・・・、恐ろしくてうっかり外出も出来ないよ。
ちなみにであるが、最近、ぼくはamazon.co.jpで売られているピエロの不気味なマスクの販売状況をつぶさに観察しているのだが・・・、非常に不気味なマスクに限って、ほぼ売り切れの状態である、まさか・・・。
お気を付け下さいませ。
あれ・・・、サウスカロライナ州で逮捕された男と、かつての殺人鬼のミドルネームが同じだけど・・・。
IT THE MOVIE ペニーワイズ コスチューム 男女共用 165cm-175cm 881562
- 出版社/メーカー: RUBIE'S JAPAN
- 発売日: 2015/08/21
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
IT THE MOVIE ペニーワイズ マスク コスチューム用小物 男女共用 68544
- 出版社/メーカー: RUBIE'S JAPAN
- 発売日: 2015/10/05
- メディア: ウェア&シューズ
- この商品を含むブログを見る
月白貉