ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

follow us in feedly

これであたなも帝国のイヌ!- 帝国ストーム・トルーパー電子ボイスチェンジャー・ヘルメット

みなさんは、ストーム・トルーパーをご存知だろうか。

 

文部省の行った平成25年度におけるスター・ウォーズ認識度の実態調査によれば、「あなたは、ストーム・トルーパーを知っていますか?」という質問に対して、日本国民の約87%が「知っている。」と答えていることが明らかになっている。

 

また「知っている。」と答えた人の中で、「あなたは、ストーム・トルーパーになりたいですか?」という質問に対しては、約96%が「はい。」と答えている。

 

当然ぼく自身も、もし文部省のアンケートに答えていたとしたら、「知っている。」からの「はい。」と、そう答えたに違いない。スター・ウォーズを初めて体感したあの幼い頃からずっと、彼らの純白のコスチュームにどれだけ憧れたか知れない。

 

さて、ここでストーム・トルーパーを知らない一部の方のために、ストーム・トルーパーとは何ぞやということを、一分ほどで簡単にご説明したい。

 

トーム・トルーパーとは、かのジョージ・ルーカスの代表作である映画『スター・ウォーズ』の一連のシリーズに登場する、銀河帝国軍の機動歩兵のことである。

 

この前身はクローン・トルーパーと呼ばれていて、このシリーズ内に登場するジャンゴ・フェットというバウンティー・ハンター、つまり賞金稼ぎを生業とする男の遺伝子を元に生み出されたクローンであり、このクローンで編成された、共和国サイドのジェダイを指揮官とする軍隊の兵士であった。詳しくは『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』をご覧頂きたい。

 

クローン大戦と呼ばれる大きな戦乱の後、このクローン・トルーパーはすべて解散させられているらしいが、その後どういった経緯でストーム・トルーパーに受け継がれてゆくかの詳細を、ぼくはよく知らない。おそらくは帝国側が独自に生産を開始したクローン・トルーパーと、普通の人間として徴兵されたトルーパーの混合部隊として、ストーム・トルーパーという、クローン・トルーパーよりもずいぶんと劣化版の新規の部隊が編成されたんじゃなかったっけな・・・。

 

まあ簡単に言ってしまうと、スター・ウォーズという映画の中に登場する悪いほうのやつら、つまり帝国軍の末端でこき使われている、要は帝国のイヌが、ストーム・トルーパーなわけである。

 

ただそのビジュアルがとても洗練されていて、一度見たら目に焼き付いてしまう。それがおそらく日本国民の大いに半数を超える人々が、「ストーム・トルーパーになりたいわ!」と叫び続ける理由になっているのではないだろうか。

 

そんな折、なんとあの米国のおもちゃメーカーであるハズブロー社から、ストーム・トルーパーになるための必須アイテムともいうべきものが発売されたのである。

 

それが、今回ご紹介する「帝国ストーム・トルーパー電子ボイスチェンジャー・ヘルメット」である。

 

これであたなも帝国のイヌ! - 帝国ストーム・トルーパー電子ボイスチェンジャー・ヘルメット -

 

日本語に訳さずにきちんと言うと、「インペリアル・ストーム・トルーパー・エレクトロニック・ボイスチェンジャー・ヘルメット」ということになる。

 

 

いままでもストーム・トルーパーのヘルメットは多く発売されているし、ぼくも何度かおもちゃ屋で手にとったりかぶったりしたことはある。けれどこのメルメットはなんと、商品名にもあるように、「電子ボイスチェンジャー」機能が搭載されており、実際にかぶってしゃべった自分の声が、あのストーム・トルーパー風になるという、豪華仕様となっている。

 

これさえあれば、明日からあなたも立派なストーム・トルーパーになれること請け合い、きっと数日後には渋谷のスクランブルあたりは、このヘルメットをかぶった人に溢れ、さながら帝国軍に占拠されたかのような様相を挺するに、違いないだろう。

 

トーム・トルーパーと共にあらんことを。

 

 

 

 

月白貉