ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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なんでもない日の祝飯 - きみぼくめし

ずいぶん昔にとある知人から頂いたアルファ化米の赤飯が台所に眠っていることに気がついたので、朝食に食べてみることにした。

 

とくにめでたいことがあったわけではなく、消費である。

 

ちなみに記載されている賞味期限はゆうに一年以上過ぎていたのだが、まあ問題はあるまいて。

 

きみぼくめし - なんでもない日の祝飯 -

 

赤飯、もやしと大根のスープ(韓国風)、自家製の糠漬け(大根と胡瓜)、昆布とマグロの佃煮(既成品)、麻婆豆腐、麦茶。

 

赤飯は嫌いではないが、滅多なことがない限り自分で炊いたことはない。

 

子どもの頃を思い起こすと、意外と赤飯がよく出てきた記憶がある。うちの実家は一時期家族が多かったので、なにやら祝い事も多かったのかもしれない。このアルファ化米赤飯の小豆は別袋に入れてあって、炊くときにアルファ化米に加えて炊く仕様になっていた。説明書には、「アルファ化米は水につけ置きせずに、炊飯器の急速モードで炊け!」と書かれていたので、その通りにしてみた。炊きあがってみると普通に赤飯だったが、香りがほとんどしない、あまり感動のない赤飯であった。しょせんアルファ化米なのかもしれぬ。

 

きょうは朝から雨が降っていて嫌だなあという話と、吉田戦車の「ぷりぷり県」の話をしながら、赤飯に麻婆豆腐なぞぶっかけての朝食。赤飯に麻婆豆腐はわりにあうような気がする。

 

ぷりぷり県」の中に出てきた弁当に心惹かれた。

 

白飯に青のりで「地球は青かった」と書かれている弁当、「ガガーリン弁当」、今度作ってみよう。

 

 

 

ぷりぷり県(1)

ぷりぷり県(1)

 
ぷりぷり県(2)

ぷりぷり県(2)

 

 

 

月白貉