ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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腐れ麻婆様 - きみぼくめし

豆腐は絹派か木綿派かといわれれば、ぼくは生粋の絹派である。

 

それが原因かどうかはわからないが、木綿豆腐を買ってくると、冷蔵庫の中で傷ませてしまうことが多い。

 

絹を冷蔵庫の中で腐らせた記憶はまったくないが、木綿は気付くと腐らせているケースがよくある。

 

木綿豆腐は足が早いのかもしれない。

 

きょうもきょうとて、足の早い木綿豆腐に追い付くことが出来ずに、傷んだ木綿豆腐を大慌てで調理する。 

 

きみぼくめし - 腐れ麻婆様 -

 

麻婆豆腐丼、ゆで鶏のサラダ、蛸とワカメときゅうりの酢の物、自家製の大根の糠漬け、自家製じゃない小松菜の漬物。

 

足早の木綿は、おおかた麻婆豆腐に姿を変えることがぼくの中での定番であるが、正直申してぼくは木綿の麻婆豆腐は嫌いである。

 

なんといっても麻婆豆腐は絹に限る。特に今回の木綿は超硬造りだったため、麻婆豆腐というよりも麻婆キューブな感が否めなかった。そして傷んでいるのですっぱいキューブ。単品では心もとないため、残った玄米と一緒に丼ものにしてみた。豚ひき肉もなかったため、鶏肉の細切れを使う。

 

フルパワーの麻婆豆腐に比べるとずいぶんテンションが下がって山椒を入れ忘れた。

 

そして、ごはんを食べながら、躁鬱病についての話をした。

 

きっかけは中島らもの話。ここ数日、中島らもの話ばかりしている気がする。

 

 

 

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月白貉