ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2019-05-19から1日間の記事一覧

黄金と月の湖

「おとといさ、湖でたくさんのエイが空飛ぶ絨毯みたいに泳ぎ回っているのを見かけたんだよ。最近ずいぶん暖かくなってきたから、湖岸には透明な緑色をしたさ、そしてなんだかやけに禍々しい渦を巻いた水草がモサモサ生え出してて、その水草の上をエイたちが…