ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2017-10-17から1日間の記事一覧

第十五章(終章)- 黒い町

前回の話:第十四章 - 肉食 「あるいは、婆様も人を喰らっているのかもしれん。」 「人を・・・って・・・、その、中身をってことですか?」 猿神はその問いに対してしばらくの間何も答えず黙り込んでいた。 「おまえが自分で聞いてみればよかろう。先ほどの…