ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-11-02から1日間の記事一覧

本当は恐い牛蛙の都市伝説と、古代の伝説を狩る者。

夏が終わった頃からだと記憶している。 家の台所に面した窓の外から、牛蛙の鳴くような声が毎夜聞こえてくる。 時間にすると大抵は真夜中の十二時を過ぎた頃から、おそらくは明け方までのずいぶん長い時間、「モーモー」だか「ウォーウォー」だかいう低い声…

外国人の目から見た、アーバン・レジェンドな口裂け女。

東京に在住する外国人女性の映画監督で、パブロ・アブセント(Pablo Absento)という人の存在を今日知った。 どうやら日本文化をコンセプトとしてホラーに特化した作品を製作しているようである。 彼女はジャーナリストと脚本家の学位を取得後に、数年間ヨー…

魑魅魍魎が跋扈する中、仲間と旅して指輪を捨てる日記。

土着信仰みたいなものが廃れてしまって、 まったく管理されないまま放置されていたとして、 その対象であった神様みたいな何かしらの力の塊のようなものが、 暴走し始めたりはしないのだろうかと、 ふと、きのうの真夜中に考えながらゴロゴロしていたら、 (…