民俗学者の石塚尊俊は、憑物筋の多数地帯と少数地帯には、その家筋の性格において明確な違いが存在すると述べている。 それは何かと言えば、例えば憑物筋の最多数地帯である出雲、土佐、豊後の各地域においては憑物筋だといわれる家とそうではない普通の家と…
地方によっては、憑物を代々祭っていたり飼っていたりするといわれる家があって、そういう家のことを「憑物筋」と呼んでいる。 祭っていたり飼っている憑物の種類によって、例えば、狐持ち、トウビョウ持ち、犬神筋、クダ屋などと呼ばれる家が存在するわけで…
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