ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-08-12から1日間の記事一覧

憑物筋の多数地帯と稀少地帯 - キツネにならきっとわかる憑物の話 -〚 第肆話 〛

民俗学者の石塚尊俊は、憑物筋の多数地帯と少数地帯には、その家筋の性格において明確な違いが存在すると述べている。 それは何かと言えば、例えば憑物筋の最多数地帯である出雲、土佐、豊後の各地域においては憑物筋だといわれる家とそうではない普通の家と…

憑物筋というもの - キツネにならきっとわかる憑物の話 -〚 第参話 〛

地方によっては、憑物を代々祭っていたり飼っていたりするといわれる家があって、そういう家のことを「憑物筋」と呼んでいる。 祭っていたり飼っている憑物の種類によって、例えば、狐持ち、トウビョウ持ち、犬神筋、クダ屋などと呼ばれる家が存在するわけで…