小学校が夏休みに入ってからまだ日も浅いカンカン照りの水曜日、ぼくが鮫島くんの家に着くと、いつものメンバーがいつものような顔を並べて、居間の畳に座ってお菓子を食べたりこぼしたりしながら、小さなブラウン管テレビを取り囲んでファミコンをやってい…
ぼくは大学時代、映画と映像を専攻していた。 大学を卒業して、就職活動なんてまったくしていなかったぼくが初めて働き出した職場は、たまたま紹介された超大手のテレビ関係、でもすぐにまったくもって呆れ果てて嫌になっちゃって、一年もしないで辞めちゃっ…
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