ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

follow us in feedly

2016-07-28から1日間の記事一覧

あの日のドラゴンクエストIII そして伝説へ・・・

その日、ぼくの目に映った東京の街は、もうすでにまったく見慣れたものではなくなっていて、どこか見知らぬ場所に迷い込んだような気がして、少し心細かった。 東京を離れてから、もう五年の月日が流れた。 たくさんのものをこの場所に置き去りにしてしまっ…

第十二話『桃と林檎』- 午前0時の、もっと誰かに読んで欲しい、本当は怖い階段の怪談 -

まだ前の話を読んでいない方、この話には前があります。まあ、もっと誰かに読んで欲しいんですが、普通の階段の話なんですよね。 「川ちゃん、今日この後予定はあんの?」 ユカさんは三階の事務所に用事があるからといって二階フロアの奥にある階段を昇って…