ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-07-11から1日間の記事一覧

下駄箱ナイトメア

父の葬儀のため実家に帰省したぼくは、葬儀を終えた次の日の夕方、生まれ故郷の寂れた街の中を、なんのあてもなく歩きまわった。 子供の頃、毎日毎日歩いた小学校への通学路に差し掛かると、夏の陽が急激に傾きだした気がした。ふと何かの残像のような記憶が…