ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-05-13から1日間の記事一覧

豆苗は何日目に蘇るのか? - 第四日目『不安』 -

家の中に日々変化するものがあると、ついつい目を、そして心をも奪われてしまう。 例えばそれは思いがけずもらってきた花だったり、部屋の片隅の観葉植物だったり、若芽を刈り取られた豆苗だったりする。 根から切り離されてしまった花は、花瓶に入れておい…

新宿ワンサウザン

ここしばらく、 大きな桜の木が一本だけ生える公園で、 その桜の木の下にある曲がりくねった長いベンチに座り、 お昼にお弁当を食べている。 日陰がそこにしかない、大きな公園。 ぼくの横には、 毎日決まって先客がいる。 おかっぱ頭のシーズー犬を連れた、…