ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-04-28から1日間の記事一覧

天井の足跡

「ねえ、ヨシは、小学生の時のさ、廊下の天井の足跡のこと、覚えてる?」 10年間勤めていた会社をつい一週間前に辞めたヨシオが、気晴らしの一人旅に選んだのは、東京だった。 ヨシオの出身は埼玉県の端で、東京といえば正に目と鼻の先だったのだが、ヨシオ…