ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-04-14から1日間の記事一覧

アカヤツデ(赤八手)【其の壱】 - 『新日本妖怪事典』 -

昔、出雲国と伯耆国の二つの大きな入り海(現在の中海と宍道湖)には「アカヤツデ」という妖怪が出たと言われている。 霧の出た朝に舟を出して網を打っていると、向こうの霧の中からぼんやりとした大きな影がこちらに近付いてくる。他の者が舟を走らせている…

誰も知らない新たな妖怪を求めて、「新日本妖怪事典」はじめます。 - 『新日本妖怪事典』 -

ぼくは、妖怪が好きである。 なんで妖怪が好きになったんだろうと考えると、もちろん幼いころに読んだ水木しげるの本に大いに影響を受けた部分はある。 つい先日のことだが、水木しげる大先生はこの世を去ってしまった。誰かが死んでも、それが例えば家族だ…