ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-01-27から1日間の記事一覧

寒冬

大寒波が町を襲った日の翌日、 雪の薄っすら降り積もる荒れたあぜ道をサクサクと音を鳴らしながら踏み歩き、近所の溜池まで日課の犬の散歩に出かけた。 東西におよそ五百メートル、幅が七八十メートルほどある細長い溜池には食品用のラップフィルムに似た薄…