ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2015-11-17から1日間の記事一覧

氷猫

「ひなたも、めっきり寒いです。」 透きとおった氷のように青い毛の色をした猫が、大きな銀杏の樹の下で丸くなっていた。 「うかうかひなたぼっこもできません。」 そう呟く猫のまわりには、木から落ちてきた銀杏の実がたくさん転がっていた。ぼくがしゃがん…

チュウガクドコモダケ(Chugaku Docomodake)- 松江城マッシュルームマップ -

きのこを探していると目に入ってくるものは、もちろんではあるが、きのこだけにはとどまらない。 多くの人が普段はあまり気にも留めないであろうが、地上にはじつに様々なものが生えていたり、棲息していたり、落ちていたりするのである。 そしてやはり気に…