ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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ダン・シモンズ原作『ザ・テラー 極北の恐怖』が米国AMCの連続ドラマとして放送!リドリー・スコット製作による『ザ・テラー(原題:THE TERROR)』

アメリカのSFおよびホラー作家ダン・シモンズ(Dan Simmons)による小説『ザ・テラー 極北の恐怖』(The Terror)が、米国AMCの連続ドラマシリーズとして来年2018年3月26日から放送が予定されている。

 

ザ・テラー―極北の恐怖〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

ザ・テラー―極北の恐怖〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

 
ザ・テラー―極北の恐怖 (下) (ハヤカワ文庫 NV (1157))

ザ・テラー―極北の恐怖 (下) (ハヤカワ文庫 NV (1157))

 

 

製作陣に御大リドリー・スコット(Sir Ridley Scott)も名を連ねている本作品のタイトルは原作と同様の『ザ・テラー(原題:The Terror)』となっている。

 

 

原作の内容は、1845年、北アメリカ大陸の北方を通って大西洋から北まわりで太平洋を結ぶ北西航路(Northwest Passage)の未踏航路部分を発見するために出向した二隻の英国艦の物語である。同年5月に出向した二隻の航海は当初は万事順調だったものの、翌年1846年の9月、両艦は北米大陸の北で氷に閉ざされ足止めを食らってしまう。その凄まじいばかりの寒さの中で生存の道を探る彼らに追い打ちを掛けるように、謎の捕食者が迫りくる・・・、というものである。

 

ちなみにこの物語は実話をベースとしており、1845年、H.M.S.エレバス号、そしてH.M.S.テラー号という当時最新鋭の2隻の英国海軍の艦が英国を出航しているのだが、その後の難航の末にテラー号を率いていた北極探検家のジョン・フランクリンが死亡、後任のフランシス・クロージャーは氷で身動きの取れなくなった二隻の艦を放棄することを決断しカナダ本土にある交易所に向かったそうなのだが、誰ひとりとしてそこに辿り着いた者はいなかったということである。

 

さらに余談としては、この実際のテラー号は2016年に発見されているようであるが、探検隊員の足取りに関しては謎のままだということ。

 

さてでは本作品の出演者に少しだけ触れておこう。

 

前述の史実にもある主要人物として、フランシス・クロージャー役にジャレッド・ハリス(Jared Harris)、そしてジョン・フランクリン役をキーラン・ハインズ(Ciarán Hinds)が演じている。

 

というわけで、本作品初公開のティザー映像が公開されているので、興味のある方はぜひご覧いただきたい。

 

 

 

 

ザ・テラー―極北の恐怖〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

ザ・テラー―極北の恐怖〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

 
ザ・テラー―極北の恐怖 (下) (ハヤカワ文庫 NV (1157))

ザ・テラー―極北の恐怖 (下) (ハヤカワ文庫 NV (1157))

 

 

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