ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

follow us in feedly

ハロウィンの夜のトリック・オア・トゥリートな悪夢、ピーター・スタンリー・ワード監督『トゥリーターズ(原題:Treaters)』

ぼくは今まで生きてきた中で、ハロウィンの日に何か特別な行動を起こしたことは一度としてない。

 

例えば、子供の頃ハロウィンの日の夜に恐い仮装をして近隣の家に「トリック・オア・トゥリート!」などと言いながらお菓子を強請りに行ったこともないし、大人になってからも、乱痴気仮装パーティーのようなものには参加したことがない。

 

ただ小学生の頃に、何かの本でハロウィンの起源的な民俗儀礼のような話を読んだことがあり、それはずいぶんと不気味な話だったので、怖い日なんだろうなあとずっと思っていた。実際、古くに遡れば怖い日なんだと思うけれど。

 

しかし今では、まあ欧米はいいとしても、日本では単なる商戦のネタか、あるいは無駄にコスプレした人々がただ彷徨く日でしかなくなっているように思う。

 

別にハロウィンの日に何か特別なイベントを執り行う事自体は自由だと思うが、やるならやるでもう少し高等な意義を見出すべきじゃないのかと個人的には思ったりする。まあそれを言い出すと、日本におけるクリスマスとかバレンタインとかにしても、今や多くの人々が馬鹿じゃなかろうかというような過ごし方を習慣化してしまっている。

 

例えばクリスマスは、無駄に高級なホテルに恋人と宿泊して、高いシャンパンを飲んでセックスする日ではないし、ケンタッキーフライドチキンが特別に美味しい日でもない、食べるなら七面鳥である。

 

まあ、別にどうでもいい話だけれど。

 

というわけで、前置きとはほぼ関係ないが、ハロウィンをテーマにした短編のホラー作品を取り上げてみたい。

 

ピーター・スタンリー・ワード(Peter Stanley-Ward)監督による『トゥリーターズ(原題:Treaters)』である。

 

 

本作品は、少しだけ前述のある子供たちのハロウィンの夜の過ごし方を描いた物語である。

 

幼い頃、日本の片田舎に住んでいた純日本人のぼくには、ハロウィンの夜のトリック・オア・トゥリート経験がないので、厳密にはどんなものなのか知らないけれど、欧米でのハロウィンの主役は、基本的には子供たちであろうと思う。大人は、お菓子を強請りに来るクソガキ共にキャンディやらチョコレートを浴びせかけて追い払う役割である。

 

現在、どれほど鯖を読んでも子供ではないぼくは、厳密にはもう二度と仮装側では参加できないイベントではあるが、アメリカ映画に傾倒していたぼくには、子供の頃あのイベントに大きな憧れがあった。しかし、先にも述べたように、仮にぼくが幼い頃、ハロウィンの夜にヴァンパイアの仮装をして、近所の家をアポ無しで訪れて、「施しがなければ悪さをするぞ、ババアっ!」と凄んでも、単なる気の狂った近所の家の息子にしかなり得なかったであろう。ただそれでもいいから、あの日、一度はやっておくべきだったと、今涙を流しながら後悔している。

 

さて、余計な無駄話が長くなりそうなので、その本編を取り上げておく。

 

ハロウィンの夜の今晩は、もしかしたら玄関のチャイムを鳴らすであろうガキ共のために山盛りのお菓子を準備して、本作品をゆっくり鑑賞していただきたいものである。

 

ただし、ハロウィンの夜を狙った押し込み仮装強盗には十分ご注意いただきたい。そして強盗だった場合には、キャンディー攻撃ではなく、玄関のドア越しにショットガンをぶっ放すのが最適であろう。

 

 

 

 

クラウンモデル ショットガン No.1 スーパーSSII 10歳以上エアーソフトガン

クラウンモデル ショットガン No.1 スーパーSSII 10歳以上エアーソフトガン

 
マルシン ターミネーター2 ショットガンWOOD Ver /M1887 8mmBB maxi8
 

 

ホラー映画きょうはハロウィンだから、『ハロウィン』のマイケル・マイヤーズになって街に繰り出そう!

 

ホラー映画都市伝説ドラマシリーズ『チャンネル・ゼロ(原題:CHANNEL ZERO)』が観たい!

 

ホラー映画2017年ハロウィンの夜にバーガーキングがクラウンだらけになる“Scary Clown Night”、ロナルドだってワッパーが食べたい。

 

ホラー映画ハロウィンの夜はHuluの『HAUNTED SCREENS』を暖炉代わりにしてさっさと眠りに就こう、HAPPY HULUWEEN!

 

ホラー映画死体だらけの家に住む狂人一家ホラーの続編、『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』のDVDを買ったよ日記。

 

ホラー映画ハロウィン限定の「ゾンビ・フラペチーノ」が米国のスターバックスで販売開始されるらしいよ!

 

SF映画文明崩壊後の世界を駆け抜ける“マッドマックス”的BMXアドベンチャー『ターボキッド』が衝撃的におもしろい!

 

月白貉 - Mujina Tsukishiro