ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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ジュリアス・オナ監督による最新『クローバーフィールド』作品に遂に動きが現れた!

マット・リーヴスMatt Reeves)監督による『クローバーフィールド/HAKAISHA』(Cloverfield)、そしてダン・トラクテンバーグ(Dan Trachtenberg)監督による『10 クローバーフィールド・レーン』(10 Cloverfield Lane)の続編、つまりクローバーフィールド・ユニバース作品の第三弾として、今年2018年4月20日の米国公開が予定されている未だ正式なタイトルが公表されていない作品に、ついに動きが現れている。

 

ちなみにだが、ジュリアス・オナ(Julius Onah)監督によるこの新作に関しては、一時『ゴッド・パーティクル(原題:God Particle)』というタイトルが公表されているが、現時点では撤回されているようである。

 

ご存知の方も多いように、クローバーフィールド・ユニバースの仕掛け人となっているのは、スピルバーグの申し子とも称されるJ・J・エイブラムス(J.J. Abrams)であり、実はやはり今年2018年10月26日に米国公開が予定されているジュリアス・エイブリー(Julius Avery)監督による『オーバーロード(原題:Overlord)』という作品に関しても、一部ではクローバーフィールド関連の作品だと言われている。

 

第三弾の未タイトル作品の概要としては、近未来の宇宙ステーションで粒子加速器の実験を行っていたアメリカの宇宙飛行士たちを描いた物語だということで、さらに第四弾だと言われている『オーバーロード』に関しては、第二次世界大戦時のナチスドイツをテーマに掲げた作品だと言われている。

 

さて、第一弾と第二弾を鑑賞済みの方はご存知だと思うが、その作品の間には目に見える形での明確な関連性は描かれていない。

 

しかし、この一連の作品群の重要な鍵として、ある日本企業が存在していることはご存知であろうか?

 

それは、バッド・ロボット・プロダクションズ(Bad Robot Productions)製作の映像作品に密かに登場している架空企業タグルアト社(Tagruato Corporation)である。

 

この企業には公式サイトが存在するのであるが、数日前にこのサイト上に変化が現れている。興味のある方は以下の公式サイトをご覧いただきたい。

 

http://tagruato.jp/

 

このタグルアト社は、「タグルアト石油」とも呼ばれる日本の石油関連企業であると共に、多様な子会社を傘下に有する一大企業グループであり、元々の基幹事業としては海底掘削であったそうだが、海底掘削の際に発見された化学物質「海底の蜜」を主原料とする清涼飲料水「Slusho!」の発売元としても知られている。

 

第一作目の『クローバーフィールド/HAKAISHA』に登場するマイケル・スタール=デヴィッド(Michael Stahl-David)演じるロブ・ホーキンスはタグルアト社の社員であり、第二作目の『10 クローバーフィールド・レーン』に登場するジョン・グッドマン(John Goodman)演じるハワード・スタンブラーは、タグルアト社のグループ会社ボールド・フツラ(Bold Futura)社の遠隔分析士であり、衛星関連の担当者だとされている。

 

クローバーフィールド・ユニバースは、この一連の流れを汲み、新作以降へと繋がる長期にわたるARG(代替現実ゲーム)の様相を呈しているわけである。

 

第四作目だと言われる『オーバーロード』の舞台は過去に遡るが、これはナチスドイツと同盟関係にあったとされるタグルアト社の起源が描かれるとも囁かれている。

 

余談だが、『10 クローバーフィールド・レーン』に出演しているメアリー・エリザベス・ウィンステッド(Mary Elizabeth Winstead)は、自分の出演作がクローバーフィールド作品だったことを公開の直前まで知らされていなかったという話もあるくらいなので、今回の新作に関してもしかりなのかもしれない。

 

さて最後に、第一作目公開当時の2008年にYouTube上に公開されたタグルアト社関連の謎の映像を取り上げてお開きとしたい。

 

これは、2007年12月27日、タグルアト社が北大西洋上に所有する海底掘削施設「チュウアイ」で起きた事件を報じたニュース映像であり、内容としては、同施設の海上石油掘削装置が謎の武装グループによって爆破されたというものである。この動画の興味深い点は、事件当時、現場近くの海域をニューヨークに向けて航行中だったノルウェー船籍ハブ・ビント号が消息を絶ったという関連情報や、爆破の実行犯が環境保護圧力団体「ティド・ウェーブ」ではないのかというタグルアト社の声明などが付加されている点であろう。

 

興味のある方はぜひとも、ご覧いただきたい。

 

 

 

 

 

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