ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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「絶対に音を立ててはいけないよ、だって奴らが襲ってくるからね」という森の中の恐怖生活、ジョン・クラシンスキー監督『ア・クワイエット・プレイス(原題:A QUIET PLACE)』

「If they can't hear you, they can't hunt you.」というキャッチコピーを引っさげた、最新ホラー作品を取り上げてみたい。

 

このコピーの意味だが、「音が聞こえなければなあ、おめえ、あいつらに狩られることはねえズラよ。」とでもいうことであろう。

 

ジョン・クラシンスキー(John Burke Krasinski)監督による『ア・クワイエット・プレイス(原題:A Quiet Place)』、つまり正統的な邦題を想定するならば『静かな場所』とでも言うべき作品である。

 

本作品のストーリーラインについて現時点で詳しいことは不明だが、前述の言葉の通り、ある森の中で暮らす家族が、何かに狩られることを避けるために一切の音を立てないように、まさに静かに生活しているという物語のようである。

 

「果たして現実的に、一切の音を立てずに生活することなど出来るだろうか?」というのが正直なところだが、そこがおそらく本作品の肝になっているのだと思う。

 

ホラー映画などでは、迫りくる怪物から逃れるために息を潜めるというシーンをよく見かけるが、おそらく本作品は、最初から最後までがそういった緊迫感をはらんでいるのかもしれない。つまり会話は?とか息遣いは?とか、いろいろ気になってくる。

 

そんなことを踏まえつつ、記事の最後に公開されている予告編映像を取り上げるが、非常に興味をそそられるものになっている。先にいろいろ言ってしまいたいが、それでは予告編を観る楽しみがなくなってしまうので、割愛させて頂く。

 

出演者として、家族の父親役に、監督も務めているジョン・クラシンスキー。そして、母親役は、プライベートでもクラシンスキーの実際の妻であるエミリー・ブラント(Emily Olivia Leah Blunt)が演じている。

 

 

音にまつわるホラーあるいはスリラー映画といえば、最近話題となったフェデ・アルバレス(Fede Alvarez)監督による『ドント・ブリーズ』(Don't Breathe)が頭に浮かぶ。ご覧になった方はご存知のように、あの恐怖の対象は超常的なものではなくより現実的なものだが、本作品はおそらく、超常的な、あるいは怪物的なものだと予想されるが・・・、その裏をかいてくるのかもしれないね。

 

 

というわけで最後に、公開されている予告編映像を、ぜひご覧いただきたい。ちなみに米国公開は2018年4月とのこと。

 

予告編だけでも、なかなかグッと来るよ。

 

 

 

 

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