ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

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戦争なんて無意味だ、カビチャタテムシ終戦日記。

昨夜、酒を飲んで程よく酔っぱらい、さあ眠ろうという最中に、チャタテムシゲリラの急襲に遭い、大いに心が砕け落ちた。

 

それを踏まえて、今朝早くから最後の聖戦に挑むことになる。

 

世に言う、カビチャタテムシ終戦争である。

 

今までに殺したチャタテムシの数は、軽く三万五千匹にのぼるが、もはや数の問題ではなく、絶滅させるという意気込みだった。

 

しかし、いくら殺してもキリがない、あとからあとからチャタテムシは湧き出てくる。

 

そして、今日一日の激しい戦いを終えてハタと気が付いたことがある。

 

それは、戦争なんて無意味だということだ。

 

そもそもチャタテムシが戦いを仕掛けてきているわけではないし、ウヨウヨいてちょっと気持ち悪いという程度で、なぜぼくはチャタテムシを皆殺しにしようと目論んでいるのかと考えたら、わずかばかりだが吐き気がした。

 

無意味だと気付いたのは、カビチャタテムシ戦争だけではない。世界中のありとあらゆる戦争が無意味だということを、このわずかな期間の戦いで思い知った。

 

戦争なんて無意味だ。

 

つまり、これを持ってカビチャタテムシ戦争は終結する。

 

チャタテムシが彷徨いていたら右手の人差指で捻り潰すかも知れないが、けれど、戦争はもう、まっぴらである。

 

そこには大きな違いがある。

 

この世界の中で、最も無意味なことをしながら生きている、いち人間として、そう思う。

 

人間なんて、そろそろ滅んじゃったら、よかろうもん。

 

さて、もう眠る。

 

明日の朝、人間が滅んでいることを夢見て。

 

眠るまえにカティサーク飲もうっと。

 

戦争なんて無意味だ、カビチャタテムシ終戦日記。

 

 

 

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月白貉