ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

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明
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あなたは毎晩クマのぬいぐるみと一緒に眠っていますか?ダークな短編ファンタジー『THEODORE(セオドア)』。

いま自分が認識していることが現実なのか否かという問題がある。

 

つまり、当たり前のように自分が見聞きして知っている、そして自分が生きている、この周囲の世界や、あるいは自分の存在自体は、現実のものなのかということ。その答えはどこかの機関に調査を依頼すれば7営業日以内に明確になる部類のことではなく、もちろん自分自身でどれだけ考えてもワンハンドレッド・パーセント解明されることではないかもしれない。もしくはどこぞの学者たちがこの刹那にも必死で考えていることでもあるかもしれない。

 

世界や自分は現実なのか、それは実に重要な問題だと思っている。

 

まあ、そんな問題なんかね〜よとか、どうでもいいよって話もあるが、誰か他人の言動や些細なミスばかりを理不尽に非難したり、テレビで垂れ流される洗脳的な誰か他人の不幸を娯楽としてよだれを垂らしながら鑑賞している人々で溢れかえる昨今の日本、そんな暇があるんだったら、もっと自分の内部に存在する些細な、些細だけれど広大な宇宙的事物に目を向けて頭を捩らせることのほうが、どんなにか有意義だと個人的には感じている。

 

ちなみにぼくがここ数年もっぱら頭を捩らせている事柄は、部屋の中があまりにも寒すぎる原因は超常的なものなのではないかということと、眠っている間に見る夢の中のどこかに必ず怪しげな猿のような男が出てくることと、過去の記憶の中に明らかに現実だとは考えられない虚構の記憶が混じっていることであって、そういったことに対する考察にだいたい一日の間の16時間くらいは費やしている。

 

部屋の寒さに関しては、単純に言えば“何か”がいる(仮)。夢の中の猿に似た男に関しては、夢という真の現実世界での人々の行動を監視している機関のスタッフあるいはシステムが存在する(仮)。過去の虚構の記憶に関しては、虚構なのではなく、自分の記憶がどこぞの管理下にあって別の個体と共有されている(仮)。とか、そんなことばかり考えていると、一日なんてすぐに過ぎ去ってゆく。

 

誰かを非難したり、誰かと戦争している暇なんてなくなる。

 

そして、我思う、故に我在り。

 

というわけで、夢想というのは実はより現実感のある平和的行動なのではないだろうかという、本題からは脱線気味の前置きがありつつ、そういったことに全く関係なくもない短編作品を取り上げてみたい。

 

タイラー・ファルボ(Tyler Falbo)監督による『Theodore』(セオドア)という作品である。

 

このタイトルになっている『セオドア』とは、第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)のセオドア、つまり彼に由来するとされる有名な熊のぬいぐるみ“テディベア”のこと。

 

ジャンルとしてはホラーかSFか、あるいはダークなファンタジーかもしれないが、短い作品なので観ていただくのが早いだろう。

 

もし興味のある方は、ぜひご覧いただきたい。一見すると単純な作品にも思えるかもしれないが、捉えようによっては、そこには広大な宇宙が広がっている。

 

 

 

 

 

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