ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

follow us in feedly

強靭メンタルちゃんvs.妄想邪神ナフトゥカケス、ウォッカ飲んで映画観てダスヴィダーニャだろ日記。

自分が創り出した不安や恐怖に捕まるとなかなか逃げ出せない。

 

外的なものならまだしも、内から生じたものにギュッと掴まれるのがずいぶん危ねえ。

 

メンタルは強靭な方だと自覚はしているが、時々他愛もない不安に自分で色々なものを塗りたくってしまって、それが場合によっては自分でも驚くような禍々しく巨大な塊となって我が心に喰らいつき慾られることがある。

 

それはもはや、古の暗黒邪神が如きである。

 

大抵はまだ発生していない事柄に対する不安だったり恐怖だったりするもの、つまり想像した出来事に対する不安や恐怖なのだが、実はそういう類のことが最も厄介なのである。

 

ここ数日も、実際には本当に些細な事がとんでもなく膨張してしまって、ビックバン的様相を見せてしまっていて、ちょっと吐血してしまいそうなくらいの不安と恐怖に襲われている。

 

こうなってしまうとなかなか制御できなくて、気が散って何も手につかなくなってしまう。けれどそこは強靭メンタルちゃんを活かして、いろいろ無駄に手を付けることで解消してゆこうともがくのだが、色々手を動かしているけれども結局なにも出来ていなくて、気が付いたら虚空を見つめて、「クラリネットをこわしちゃった」のサビの部分を歌いながら鰹節を削っている場合などがある。

 

オーパッキャマラド、パッキャマラド、パオパオパパパ、オーパッキャマラド、パッキャマラド、パオパオパー。

 

まあそんな時には無駄にハードな運動をしてヘトヘトに体を疲れさせてしまうというのが、経験としては最良の方法なのだけれども、もう今日はそんな気力も体力も時の運もないので、ちょっと強めの酒とか飲んで、大好きな映画でも観て、眠っちまえってこと。

 

明日になれば妄想の邪神ナフトゥカケスの影も薄まっているだろう。

 

時々ぼくのウェブログにコメントを書いてくださる“ミーハーdeCINEMA”のseicolinさんが「毎日ウォッカを飲んでる」らしく、「ウォッカ美味え!」と言っていたので、数日前にその言葉に影響を受けてウォッカを買ってきた。だからロシア人ばりにその瓶を薄茶色い紙袋に隠し包みつつ、部屋の片隅を陣取ってラッパ飲みにしちまいながら、ボルシチでも貪ってタルコフスキー観るという気晴らし計画進行中。

 

明日はどっちだ、アディオス、アミーゴス。

 

いや、ダスヴィダーニャだな。

 

強靭メンタルちゃんvs.妄想邪神ナフトゥカケス、ウォッカ飲んで映画観てダスヴィダーニャだろ日記。

 

 

 

ストリチナヤ ウオッカ 40度 750ml

ストリチナヤ ウオッカ 40度 750ml

 

 

月白貉 - Mujina Tsukishiro