ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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『エイリアン2』のビル・パクストンが61歳で死去、“Game over, man. Game over...”。

アメリカの俳優ビル・パクストン(William "Bill" Paxton)が、2017年2月25日土曜日に、手術による合併症が原因でこの世を去ったと報じられている、61歳だった。

 

ビル・パクストンと言えば、彼の数ある出演作の中でも、個人的にはやはりジェームズ・フランシス・キャメロン(James Francis Cameron)の『エイリアン2』(Aliens)が印象深い。この作品で演じた感情の起伏がひときわ激しいウィリアム・ハドソン(William Hudson)上等兵のインパクトは非常に強く、あの物語に無くてはならない存在だと誰もが認めるものだろう。

 

William

image source : Aliens - © 1986 Twentieth Century Fox Film Corporation.

 

そして同作品の中では印象的かつ象徴的な名台詞をいくつも放っているが、最も有名なのはお馴染みのあの台詞。

 

「Game over, man. Game over!」

 

俳優として見せる演技とは別に、彼の映画芸術に対する情熱はひときわアツいものだったらしく、高校時代からすでに8ミリの自主制作映画を撮りはじめ、映画人キャリアのスタートは美術監督としての映画製作参加からはじまっているそうである。

 

エイリアン2』をもう50回以上は観返しているぼくとしては、あのセリフになぞらえて、“ついにゲームオーバーになってしまったのか・・・”と、心に小さな穴が空いた。

 

いずれにせよ、人はいつか死んでしまうのだから、誰かの死というものはあたりまえのことなのだけれど。

 

Requiescat in Pace...、さようなら、そしてありがとうビル・パクストン、またいつかどこかで。

 

最後に、あの名台詞をもう一度。

 

 

 

 

 

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月白貉