ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

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明
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風呂場から聞こえる不可思議な音が、本当は恐いヤミゴラの入り口な可能性。

2016年11月2日、現在は午前中だが、居間での何かが焼けるような臭いが今日は漂っていない。けれど先ほどから、風呂場の方で何かバチバチという壁がきしむような音が何度か響いているのが耳に届いた。冬場の冷え切った風呂場の壁にシャワーで熱湯をかけると、壁がバチバチミシミシと叫び声をあげるが、あの音に似ているような気がする。

 

ミドリは仕事に出かけているため、家の中には私一人しかいない。当然、風呂場に誰かがいるはずはない。もちろん、家の中というのはよくよく耳を傾けていると、一日中当たり前のように何かしらの音が響いている。温度変化による壁などのきしむ音はもちろん、家の外からの様々な干渉が部屋の中の空気の震えに影響を及ぼしている。それをいちいち奇妙な出来事に結びつけていてはキリがない。しかし、昨日のビデオカメラで撮影された映像を見てしまった後では、家の中の音に異常なまでに敏感にならざるを得ない。

 

 

関連動画パラノーマルなニオイの謎と、本当は恐いパラノイア臭の関係性。

 

昨日ビデオカメラで撮影された居間の押し入れの不可思議な映像に関してわかったことを頭のなかで整理するためにまとめておく。

 

まず、私の外出時に押し入れから這い出してきて、寝室に置いてあったクマのぬいぐるみを持ち去り、再び押入れの中に入っていったのは、明らかに人間の姿をしたものだった。正体は不明であるが、壁や床に物質として触れている音も録音されていたし、半透明のようにも見えなかった。

 

寝室に置いてあったクマのぬいぐるみは、当然なくなっていた。

 

帰宅直後に、ビデオカメラで撮影された映像を確認した私が、再び手持ちのビデオカメラで撮影しながら押し入れの中をくまなく調べてみたが、映像に映っていたような人間らしきものの姿はそこにはなかった。しかし、あの人間のようなものが頭にかぶっていた紙袋とピエロのお面は、押し入れの中に置かれていた。

 

 

関連動画クローゼットにはヒトオトシサマがいる、本当は恐い忘れられたフォークロア。

 

ということは、私が家に帰宅する前に、押入れの中に紙袋とお面だけを脱ぎ捨てて、部屋から出てしまっている可能性も考えられるが、ではいつからあれは押し入れの中にいたのか、そしてどうやって部屋を出ていったのか。合鍵を持った何者かが、私の家に出入りしているということだろうか。

 

押し入れの中では、クマのぬいぐるみを見つけることは出来なかった。

 

後から知ったのだが、ピエロのお面はミドリが職場のハロウィン・パーティーで使うために100円ショップで購入したものだということがわかった。使い終わったお面をそのまま押入れの中に仕舞っておいたということだった。紙袋についてはありふれた無地なものだった為よくわからないが、家の中にあったもんだったと考えられる。

 

もし万が一にでも、合鍵をもった誰かが私の家に侵入している可能性を考えて、鍵の変更を検討しなければならない。そして状況によっては警察にも話をしにいかなければならなくなるかもしれない。

 

正体不明の化け物が部屋の中をうろついているようなことがあれば大いに恐ろしいが、実際の人間が部屋に侵入しているのであれば、同様に恐ろしい事態である。

 

いま再び、風呂場の方から何かが落ちたような、あるいは倒れたような大きな音が響いてきた。念のため、これからビデオカメラを持って風呂場を撮影してくるつもりでいる。

 

いずれにせよ、私が外出中の部屋の中に何かがいたことは間違いないはずである。

 

ビデオカメラの映像に映っていた何かと、部屋の中に漂っている臭いとの関係は、現時点では不明である。

 

 

 

 

 

月白貉