ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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雑誌に描いた落書きがフルパワーで動き出すアニメーション『journal animè』

学生時代、黒板に書いてあることをノートにはほとんど書き写さなかったが、そのかわりに教科書に落書きばかりしていた。

 

特に歴史の教科書に出てくる歴史上の人物たちの顔写真が、落書きには持って来いのキャンバスだったのは、おそらくぼくだけではないと思う。

 

落書きをしていると時間を忘れる。

 

まあ授業中の落書きは、どちらかと言えば暇つぶしという香りが強いが、ぼくの場合には暇つぶしどころか、ある意味ではそれが授業かの如き勢いで、落書きにすべてを費やしていた時期もある。

 

もっと真面目に勉強するべきだったかなと、時々ふと思い出すこともあるが、そのことに関しては、あまり後悔はない。

 

変えられない過去を悔いても意味が無いと、シェイクスピアも言っている。

 

というわけで、そんな落書きもここまでくれば芸術だという映像作品を見かけたので、取り上げてみたい。

 

Donato Sansoneさんのアニメーション作品、『journal animè』。

 

journal animè

image source : Donato Sansone (milkyeyes) on Vimeo

 

雑誌に掲載されている写真に描いた落書きが、大いに動き回っちゃうというもの。

 

パラパラ漫画程度はよく描いて遊んでいたが、ここまでのものが作れたら、もう完全なる「落書人」といえるだろうなあ。

 

ついつい、見入ってしまった。

 

では、最高級の落書きの世界へ、どうぞ。

 

※閲覧できなくなってしまったみたいです・・・残念。

 

 

 

 

 

月白貉