ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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これなら毎日食べたいね、本当に美味しそうな世界の学校給食。

先日とある古本屋で本を漁っていたら、こんな本があった。

 

変な給食

 

『変な給食』。

 

中身をざっと読んでみたが、確かに奇妙で異常な給食が紹介されていた。

 

ぼくが子供の頃の給食も、ある意味ではおかしなものが多かったと記憶している。なんだか腐ったような臭いのする噛み切れないほど硬くて分厚いゴムみたいなイカのボイルだったり、ほとんど火が通っていないような野菜の芯の塊がゴロゴロ入った焼きそばだったり、口の中の水分をすべて奪い取る甘食とかいう得体の知れない物体だったり。

 

冷凍みかんも、冷凍にする意味がわからなかったし、なんで毎日、どんな献立でも、飲み物が牛乳なんだろうと思った。

 

バランスがおかしいものが多かった記憶がある。

 

そして現在はどうかわからないが、残すことが許されなかった時期があった。

 

他の学校がどうかは知らないし、担任によっても考え方が違ったのかもしれないが、ぼくがある時期に出会った担任の教師は、少しでも給食を残した生徒に対して、食べ終わるまで席を立たせなかった。午後の休み時間の間もずっと食べられなくて、次の授業がはじまってもまだ食べられなくて、泣きながら給食のトレイを見つめていた生徒がいたことを覚えている。

 

ぼくも子供の頃は食べられないものが多くて、同じく拷問みたいな目に合わされたことがあったが、そんなことに屈しないぼくは、すべて無理矢理に口に詰め込んで食べたと宣言し、すぐにトイレに行って全て吐き出したことがあった。

 

まあ学校によってはきちんとした給食を出しているところもあるだろうけれど、子供の頃に食べる食事って大切だと思うから、変な給食って、大いに問題視するべきだろうと思う。

 

まあそんなことを思いつつ、日本以外の他の国々での給食って、いったいどんなものが出されているんだろうってことが、やはり気になる。

 

まあもちろん全貌は分からないし、同じように変なものや酷いものも多々あるのだろうけれど、今回は美味しそうな給食を、いくつか取り上げてみたい。

 

アメリカのフレンチスクールでの給食。 トマトとリーフ系のサラダ、チーズ、マッシュポテトかな、それに人参とビーフ的なソースがかかっている。ちっちゃいバゲットと、パイナップル。すごく美味しそう。

 

 

イギリスの給食、ソーセージ二種類に、他はちょっとよくわからないけれど、マメの煮たようなやつと、白いのは何だろう、ポテトかな。そしてビスケット的なもの。

 

 

タイの給食、タイ風のカレー、具は豚肉と芋と玉ねぎかな。唐辛子みたいなものが添えてある。バナナの葉に包んであるのはプリンらしい。

 

 

インドの給食、カードライスとサンバール、丸くて白いのはラスグッラーらしい。これ美味しそう。

 

school lunch

 

フィンランドの給食、ちゃんとしたサラダ、チキンカレー、インゲンと人参、茶色いのはプリンらしい。牛乳たっぷり。野菜たっぷりだし、これなら牛乳でも合うと思う。

 

The quality of everyday free school lunch if Finland

 

最後はフランスの給食、もはやちょっとしたレストランの食事。バゲットにサラダにチーズ、魚のムニエルとポテトとほうれん草にたっぷりソース。左端のものはなんだろう、前菜的なものかな。すごい。

 

 

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まあすべてがすべてこんなクオリティーじゃないだろうけれどね・・・。

 

いずれにせよ、食事って大切。

 

source: What School Lunch Looks Like For Students Around The World

 

 

 

変な給食

変な給食

 
もっと変な給食

もっと変な給食

 

 

 

月白貉