ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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11.13 TOKYOの予告通り、『Ghost in the Shell』(攻殻機動隊)約2分間の予告編公開。

たびたびこのウェブログで触れているルパート・サンダース(Rupert Sanders)監督による映画『Ghost in the Shell』(攻殻機動隊)、先行して公開された短いティザーに記された予告通り、ついに予告編の本編とも言うべきものが公開された。

 

Ghost in the Shell

image source : Paramount Pictures - YouTube

 

過去の関連記事は以下にて、興味のある方はお読みいただきたい。

 

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関連記事これマジで大丈夫なのか!?『攻殻機動隊』実写版、混迷のティザーついに公開! - 『Ghost In The Shell』 -

 

まずは、予告編をご覧いただこう。

 

 

約2分程の予告編を鑑賞しての率直な感想であるが、前述の過去の記事の中で言及しているプロモーション映像に登場した押井守の存在で、一度は光が見えかけたと感じた矢先、やはり残念な仕上がりなのではないのかと思うに至る。

 

その大きな理由のひとつは、こういったジャンルの映画の予告編には必須だと思われるスピード感と迫力がまったく感じられない。 

 

あるいはそれは予告編の仕上がりの問題なのかもしれない。

 

予告編を観て残念だった映画が、本編は素晴らしかったというケースもある。当然その逆もしかりだが。

 

ただ、そもそも本編のシーンの力量を、つまり本編のスピードと迫力を凝縮して制作するのが予告編のセオリーのひとつではあるから、だとすれば、ということになるだろう。

 

もう一度観返してみたが、予告編だけに関して言えば、つまらない予告編である。先行して小出しに公開した短いティザーが逆効果になっている感もある。この本予告編で初めて、荒巻大輔を演じる北野武が出てきたら「お!」となるかもしれないし、光学迷彩状態の草薙素子の格闘シーンもここで初めて出てきたら「わお!」となるかもしれない。それってプロモーションとして決定的に順番間違えちゃってる気がするのは、ぼくだけだろうか。

 

とまあそんなわけで、予告編の後半に『ストリートファイターII』のダルシムみたいな坊さんも出てきてるし、なんだか大量のゾンビ的なものに囲まれているシーンも出てくるし・・・、改めて、大丈夫なのか・・・?というのが、正直な感想である。

 

みなさんは、どのように感じただろうか。

 

最後に、本予告編とは別に、冒頭に少佐こと草薙素子を演じるスカーレット・ヨハンソンScarlett Johansson)のコメント付き予告編も公開されているので、最後に取り上げておく、ちなみにコメントが付いている以外は、おそらくほぼ同じ内容である。

 

 

近所のおばさんみたいな普通の格好でコメントしちゃってるよ、そこはどう考えても劇中の草薙素子として、何か言ってもらえばよかったのに・・・。

 

 

 

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月白貉