ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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ヨハン・セバスティアンは、ジン・トニックに血を入れるのがお好き日記。

数年前から自分で髪を切り出したわけだが、ちょっとかっこいい風にしたい。

 

ただいかんせん、鏡も何もまったく見ないで、感覚と髪が切れる音だけをたよりにしているので、なかなか思うようにはいなかいのだけれど、でも我ながらわりと上手だと思う。

 

しかし世界観がセサミストリートマペットに寄り過ぎな感がある。だから、あまり行き過ぎるとやや危険だが、ダサかっこいい路線という意味では上等上等。

 

そういうえばこの間、ダサかっこいい映画Tシャツを古着屋さんで発見して、10分ほどその場で買おうかどうしようかずいぶん迷った。

 

プレデター』Tシャツ、買えばよかったなあ。

 

 

さいきんもっぱらバッハ、ヨハン・セバスティアン・バッハ

 

ヨハン・セバスティアンは、ジン・トニックに血を入れるるのがお好き日記。

 

 

お金のない学生時代(まあいまでもないけれど)、友だちとお酒を飲むのは決まってぼくのひとり暮らしの部屋。

 

そのころ夜が更けてくると、ナッツをつまみに好んでジン・トニックをよく飲んだ。ぼくの作るジン・トニックは美味しいと評判で、友だちのグラスが空くたびに、ぼくの前に空のグラスが差し出されたものだ。あの四年間にいったい何杯くらいのジン・トニックを作っただろうか。

 

その頃はたしかギルビーかビーフィーターだった。ボンベイ・サファイアはちょっとだけ高級品だった。あれからずいぶんたつが、ジン・トニックなんて数年に一度くらい、どこかのバーで飲むくらい。家で作ることなんて、とんとなくなってしまった。

 

でもなんだか無性にジン・トニックが飲みたくなって、ひとまずジンを手に入れる。あとはライムとトニックウォーターだが、トニックウォーターウィルキンソンがいい。

 

近所じゃ売ってないしなあ。

 

いまでも美味しいジン・トニック、作れるかなあ。

 

 

きょうはなんだか、いつもよりもお酒を飲みたい気分だった。だから、おつまみもしっかり作って飲みだしてみる。

 

でも酔っぱらった次の日の朝ごはんがなによりもしっかり食べたい質なので、酔っぱらう前にと思い、途中で朝ごはんの下準備を小一時間していたら、すっかり酔いがさめる。

 

さてさて、夜と昼と夜の間の、丑三つ時だか逢魔が時だかに、お会い致しましょう。

 

 

昨日、とあることにすっごく頭にきて、ながながとそのことを文章に書いていたけれど、ばかばかしくなってすべて消した。そんなことに無駄な力を使うよりも、読書の続きを楽しみながら安らかな眠りにつこう。

 

安らかな眠りとはいえ、明日の朝には目を覚ますつもりです、よしなに。

 

 

吸血鬼の小説を読んでいたら、激しい睡魔におそわれていつの間にか眠ってしまう。

 

ジプシーの占い師が出てきて、不吉な予言をするあたりまで覚えている。どうやら一時間ほど眠りに落ちていたようだ。

 

首にかすかな痛みを覚えて目を覚ます。洗面所の鏡で首元を確認するが、噛み付かれたようなあとはない。けれど郵便ポストをみにゆくと、不在通知が届いている。荷物はクール便。依頼人の欄には「D」の文字が。「D」とはもしかしたら。

 

 

はっ、こんな時間。ガラスの靴を落っことしつつ、苦瓜の馬車で帰らなきゃ。苦瓜だっけ?

 

あ、大和芋だ!大和芋の馬車で帰らなきゃ。

 

おやすみなさい。

 

 

 


月白貉