『ヘルボーイ』のロン・パールマンが、2020年の大統領選挙に立候補することを宣言。
日本時間の2016年11月9日、メディアの大半とヒラリー・クリントン側にある著名なセレブたちの予想に反して、ドナルド・トランプは次期アメリカ合衆国大統領へのチケットを手にした。
多くの人々が、今この瞬間嘆き叫び、すでにあらゆる場所でデモなどが巻き起こっている。
アメリカ合衆国からカナダへの移住をサポートしているカナダ移民局のウェブサイトが、アクセスの集中でダウンしたという話を聞いた。
もちろんソーシャルメディア上にも多くの不満や批判の声が溢れかえっている。
そして、ドナルド・トランプの大統領就任後に、いったいどんな未来が待ち受けているのだろうか。
ぼくの周囲にいるひとりの老人は溜め息をついて、「ああ・・・、これでまた、戦争が始まるよ・・・。」とつぶやいていた。
そんな中、あるひとりの俳優が、2020年のアメリカ合衆国大統領選挙に立候補すると、自らのFacebookで宣言した。
ギレルモ・デル・トロやジャン=ピエール・ジュネの作品でも常連となっている、ロン・パールマン(Ron Perlman, 本名: Ronald Francis Perlman)その人である。
https://www.facebook.com/perlmutations/
ロン・パールマンと言えば、ぼく個人的にはやはり『薔薇の名前』(Der Name der Rose)のサルヴァトーレ役の印象が強烈であるが、その後も多くの映画に出演している、あのインパクのある風貌と190cmという巨体を誇る、実力派の俳優である。
image source : Hellboy (2004) - IMDb
まあその真意の程は定かではないが、たとえジョークだとしても、胸に手を当てたその表情が、現在の心境の多くを物語っているだろう。
2020年までの4年間、いったいこの世界は、どんなことになるのだろうか。
というわけで、そんなロン・パールマンに二票を投ずる、愛と平和を込めて。
月白貉