ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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コマ撮りの達人が描く、Aelosとザク軍団の壮絶なバトルフィールド。

YouTubeにチャンネルを持っている「counter656」という台湾の人のストップモーションの動画、一度は観たことがあると思う。

 

ガンダムとかドラゴンボールなどのアクションフィギュアを使ったとんでもないクオリティーのストップモーションを作っている人である。

 

ちなみに彼の本業は機械の輸入ビジネスらしく、パートタイムで大学の教員も務めているらしい。そしてプロ並みのストップモーションアニメが制作できるくらいなので、もちろんフィルムメーカーでもあり、ピアノとギターとマンダリンを弾くことが出来るらしい。更には英語、スペイン語、中国語を操れるらしい。

 

この時点でもはや、一芸に秀でたものが、あらゆるものに秀でているというのを地で行っている。すばらしい。

 

そんな彼の最新作『乐聚Aelos ROBOT Stop motion - Zaku's Army fight』が公開されたので鑑賞してみたのだが、やはりすごい。今回はタイトルにもあるようにAelosとザクを使用している。

 

乐聚Aelos ROBOT Stop motion - Zaku's Army fight

image source: 乐聚Aelos ROBOT Stop motion - Zaku's Army fight - YouTube

 

ぜひ鑑賞してみていただきたい。

 

 

「Aelos」(乐聚)というロボットは初めて聞くが、どうやら中国や台湾あたりで出回っているPepperの簡易版みたいなもののようである。

 

ストップモーションはぼく自身も何度か作ったことがあるんだが、すごく根気のいる作業である。まあぼくが作った頃と今ではいろいろと技術的な面での進化が著しだろうから、制作方法もちょっと違うのかも知れなけれど。

 

そしてやはりこの人の作る作品の中では「ドラゴンボール」のシリーズがピカイチだと個人的には感じる。

 

 

これなんかも、撮影段階だけでいったいどのくらいの時間がかかっているんだろうと思う。

 

初期の作品ではアクションフィギュアではなく、実写版のカンフーものもあるのだけれど、それなんかもすごくおもしろい。

 

もしカンフーの達人をアクションフィギュアに見立てて、短編のカンフー映画なんか製作したら、あるいはすごいものが出来るんじゃないかと思ったりする。

 

まあいずれにせよ、次回の作品が楽しみである。

 

あっ、せっかくだから実写の作品もここでご紹介しておこう。ご興味がある方は、ぜひ鑑賞してみて頂きたい。わりと地味ながら、個人的にはすごく好きな作品である。

 

 

 

 

1/144 MS-06 量産型ザク (機動戦士ガンダム)

1/144 MS-06 量産型ザク (機動戦士ガンダム)

 

 

 

月白貉