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ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

『エイリアン』のビッグチャップを演じていた中身俳優たちの過去と現在

映画

突発的に思い付いて書いている「ハロウィンが来ると思い出す、往年のホラー映画におけるアイコニック俳優。」というシリーズ、いつまで続くかわからないが、その第二弾を無計画に書き始めてみよう。

 

ハロウィンからのホラー映画とうことで、王道の『ハロウィン』(Halloween)とか『13日の金曜日』(Friday The 13th)とかでもいいのだけれど、今回はちょっとだけひねって、SFホラーな感じに進めたいと思う。

 

というわけで、まずはじめの俳優は、かのSF映画の名作、リドリー・スコットの『エイリアン』(Alien)の中に登場するある意味での主役、ビッグチャップとも呼ばれるあの不気味なクリーチャーにスポットをあてたい。

 

 

あのクリーチャーを演じていたのは、当時デザイン学校に通っていたナイジェリア人のボラジ・バデジョ(Bolaji Badejo)だということはご存じの方も多いかもしれない。

 

Bolaji Badejo

image source : Monster Legacy | For Monster Movie Maniacs

 

『エイリアン』製作チームとたまたまバーで出会った彼は、身長なんと6フィート10インチ、およそ208センチメートル(7フィート2インチ、およそ218センチメートルだという話もある)という巨人であり、すぐさまエイリアンの中身として抜擢されたそうである。

 

そんな彼がいま何をしているのかと言えば、残念ながらもうこの世にはいない。彼は1992年12月22日、鎌状赤血球貧血症という病が原因で、39歳という若さでこの世を去っている。

 

ちなみにこの鎌状赤血球貧血症というのは遺伝性の貧血病であり、赤血球の形状が鎌状になって酸素運搬機能が低下して起こる貧血症のことである。日本ではめったに見られないが、主にアフリカ、地中海沿岸、中近東、インド北部で見られる病である。

 

さて、『エイリアン』におけるクリーチャーを演じていた人物はあと二人いる。

 

スタントマンのエディ・パウエル(Eddie Powell)とロイ・スキャメル(Roy Scammell)である。

 

では彼らはいまいったいどこで何をしているのだろうかと調べてみると、まずエディ・パウエルだが、彼も残念ながら2000年の8月11日に73歳でこの世を去っている。彼は古くはホラー映画の名門ハマー・スタジオでクリストファー・リーのダブルをこなすスタントマンであった。近年においてはスティーヴン・スピルバーグの『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(Indiana Jones and the Last Crusade)やティム・バートンの『バットマン』(Batman)などでもスタントマンとして活躍している。ちなみに彼はジェームズ・キャメロンの『エイリアン2』(Aliens)にもエイリアンとして参加している。

 

Eddie Powell

image source : Strange Shapes | In cyberspace no one can hear you scream

 

さて一方ロイ・スキャメルであるが、彼はスタンリー・キューブリックの『時計じかけのオレンジ』(A Clockwork Orange)や『バリー・リンドン』(Barry Lyndon)などにもスタントマンとして参加しており、さらには『ユア・アイズ・オンリー』(For Your Eyes Only)や『ゴールデンアイ』(GoldenEye)など007シリーズのスタントでも知られている。

 

そしてなんと、とあるTwitterに彼の姿を発見したのである。

 

「現在83歳、エイリアンの中のエイリアン、ロイ・スキャメルに電話番号教えてもらっちゃった!」というハッピーな投稿が、Elly PriZeMaNさんという女性によって2015年7月20日に投稿されている。念のためだが左端がロイ・スキャメルであって右端ではない。

 

Roy Scammell

image source : Elly PriZeMaN (@ellypriZeMaN) | Twitter

 

その他にも彼がチラホラとコンヴェンションのようなものに参加しているような写真は出てくるのだが、ごく近況に関しては情報を入手することは出来なかった。しかし2015年の83歳の時点でも、『Seize the Night』というヴァンパイアがテーマの短編映画においてアクション指導を担当しているようなので、おそらく今でも健在であろうと思われる。

 

Roy Scammell

image source : Stan Winston School (@SWinstonSchool) | Twitter

 

とまあそんなわけで、『エイリアン』の中身俳優、最後のひとりはまだ生きていたことが大いに感激である。 おそらく彼がこの世を去る日には、日本でも大々的に取り上げられることだと思う。

 

そして、やはりこの『往年のホラー映画におけるアイコニックな俳優』シリーズ、一回で取り上げる作品はひとつで精一杯だということに、再び気が付いたので、また次回に続きたいと思う。『エイリアン』と一緒に『プレデター』(Predator)のクリーチャー取り上げようと思ってたけど、さて次回はどうなるか。

 

乞うご期待。

 

 

 

 

 

月白貉

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