ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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哺乳類を捕食する蜘蛛の映像、日常に潜む本当はコワい昆虫の恐怖。

蜘蛛が人を襲う映画ってけっこうな数があると思うけれど、ぼく自身が観たことがあるのは、有名どころではフランク・マーシャルの『アラクノフォビア』(Arachnophobia)とか、けっこう記憶に残っている。

 

ちなみにアラクノフォビアとは、「クモ恐怖症」のことであり、蜘蛛に対して異常な恐怖感を抱くことを指し示す言葉である。

 

そんな折、蜘蛛が哺乳類を捕食している恐ろしい動画が話題になっている。

 

オーストラリアのクイーンズランドにあるカパベラという町で、ジェイソン・ウォーマル(Jason Wormal)という人物がFacebookにアップした動画には、蜘蛛が、死んだ、あるいは動かなくなったネズミを運んでいる姿が撮影されている。

 

哺乳類を捕食する蜘蛛の映像、日常に潜む本当はコワい昆虫の恐怖。

image source : https://www.facebook.com/jason.womal

 

彼によれば、隣人が「ちょっとクールなものがあるから見に来いよ!」というので見に行くと、この衝撃の状況が目に飛び込んできたという。

 

 

同じ動画のYouTube版。

 

 

この蜘蛛は「Huntsman spider」と呼ばれる種類だそうで、蜘蛛には詳しくないから細かいことは知らないけれども、どうやら日本にもいるアシダカグモの括りとなる一種だそうである。

 

ちなみにアシダカグモは、ぼくの家にもいる。

 

アシダカグモの成虫は人間の掌ぐらいあるので、なかなかビビる。走り回ると足音がするし、とんでもなく動きが早い。基本的にはひどく臆病で、人間には害を及ぼさないどころか、家屋害虫を抹殺してくれる益虫であり、特にあの最もイヤな害虫、ゴキブリを捕食するらしいと聞く。もし本当なら対ゴキブリ兵器とも言える。だから家の中にいても放って置いているけれども・・・、一度洗濯物の中に隠れているアシダカグモをうっかり触ってしまったら、這い回られた皮膚に違和感があり、しばらくチクチクしていた。よくわからないが、噛まれたんだと思う・・・、その毒だと思う・・・。

 

まあさすがに人間は襲わないと思うけれども、こういう動画を観ると、これが本当なら、人間だって食べようと思えば食べられるってことじゃないのだろうかと思ったりする。 

 

ちなみにこれは聞いた話だが、海辺にウヨウヨいるフナムシは超絶な雑食でなんでも食べるらしく、人間もその例外ではないらしい。その証拠に、浜辺で寝ている人が大きなフナムシに噛みつかれることがわりとよくあるらしい。そう言えば沖縄の大型のゴキブリは寝ている人間に噛み付くと、沖縄の知り合いが言っていた。噛まれるとひどく痛むし腫れ上がるらしい。それってやはり食べようとしているんでしょ・・・。

 

今、普通に日常的にいる昆虫たちが二、三倍の大きさになるだけで、とんでもない脅威になることが容易に想像できる。スズメバチが30cmくらいになったら、もう終わりな気がする。

 

近い将来、人間が昆虫に圧倒的に命を脅かされる日が、来るかもね。 

 

 

 

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月白貉