ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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英国にも感染しはじめたピエロの恐怖、オーマイガットトゥギャザー!

このウェブログで何度も何度もアホみたいに触れている、いま全米で巻き起こっている恐怖のピエロ騒動、詳細などは以下の記事などをお読みいただくとよいかと思うが。

 


ちなみに、10月3日、ピエロの目撃情報を集めた「Clown Sightings」なるTwitterアカウントが新たに登録されている。以下がそれである。

 

 

Clown Sightings

 

初のツイートとして投稿されているのは、アイオワ州デモインでの恐怖のピエロ襲撃映像、トウモロコシ畑の脇を車ではしっていると、助手席の男が「停めろ停めろ、今何かがいたよ!」と言い出したので、車を停めて降りてみると・・・。

 

 

さて、そのピエロ騒動、ついに英国に、つまりグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の主要都市に、本格的な感染を見せ始めている。そしてピエロの扮装をして逮捕された英国のあるケースでは、なんと実物の刃物を所持していたのである。

 

もはや、オーマイガットトゥギャザーである。

 

果たしてこれが単なるピエロ・ヒステリーによるものか、あるいはハロウィンを目前にひかえたことによる流行現象なのかは定かではない。ただ、ピエロの姿で怖がらせるだけならまだしも、刃物を携帯しているとなると、話は変わってくる・・・。

 

英国での目撃情報は以下の主要都市、ニューカッスルベルファストマンチェスターバーミンガムエジンバラグラスゴーなどなど。ではその詳細を追っていこう。

 

10月4日、ソーシャルメディアにおいて、エジンバラ、続いてマンチェスターでのピエロ目撃情報が投稿される。

 

同10月4日、ノーサンブリア警察は、学校の子供たちをターゲットにしてピエロのいたずらを仕掛けていた10代の若者を逮捕する。そして彼はなんと刃物を所持していたのである。

 

10月5日、ソーシャルメディアにおいて、ベルファストでのピエロ目撃情報が投稿される。

 

同10月5日、グラスゴーにある高校の脇に立っているピエロの目撃情報が寄せられる。

 

おそらくこういったことが今後、アメリカと同じように増殖してゆくのだろうと、予想される。

 

ハロウィンまで、あと少し、日本でのピエロ目撃情報は、ぼくが知る限りまだないようであるが、アメリカやイギリスの騒動を知ったどこかの誰かが、日本での火種をまく可能性は大いにある。それが冗談に留まっていればまだしも、限度を超した輩が出てこないとは限らないからね・・・。

 

ちなみに日本でのピエロの呼び名である「道化」という言葉が、実はかの戦国武将、斎藤道三の家臣である道家某の名に由来するという説があることは、以前にもこのウェブログでお話した。理由はといえば、その家臣が実に奇妙な風態を持った人物であり、人の笑いを誘ったからだとういうものなのだが、もし、「昨日の夜、不気味な武士のような格好の男がさ、道端で笑ってこちらに手を振っていたんだよ!」というような噂がフェイスブックツイッターなどで広まり出したなら、それこそ日本でのピエロ騒動の始まりだと思っていただきたい。

 

ハッピー・ハロウィン。

 

 

 

 

月白貉