ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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フルーツ牛乳と巨大ジャングルジム

ここしばらく、眠っている間に夢をたくさんみる。

 

みなさんも御存知の通り、夜の夢は目が覚める瞬間に忘れてしまうことが多いのだが、かろうじて夢の記憶を握りしめたまま目を覚ますことがある。

 

きのうの夢、

 

70年代のSF映画に出てくるタイムワープホールみたいなジャングルジム的巨大遊具の横たわるどこかの公園にいるぼく。のどが渇いていて何か飲み物を買いに行く予定のぼくは、その公園を抜けたところにある大型スーパーを目指している。公園を抜けるためには、公園いっぱいに設置されたその遊具を攻略しければならないのだが、遊具の中腹にズタ袋みたいなボロボロの服を身にまとった老人がへばりついていて、小さな赤ん坊を二人からだに縛り付けている。

 

ぼくはその老人に、

 

「あそこのスーパーに行きたいのでこれ登ってもいいですか?」

 

と話しかけると、

 

「登りなさい、登りなさい。」

 

と優しくぼくを誘う。

 

- 中略 -

 

遊具を攻略してスーパーにたどり着くと、牛乳やらジュースのコーナーに長細い紙パック容器の飲み物がたくさん並んでいる。その中からぼくはひとつのジュースを選ぶ。身体の色が赤と青の二人の河童が複雑にその体を絡ませ合っているパッケージイラスト。

 

ジュースの商品名は「おぞいフルーツ」。

 

そこで目を覚ます。

 

お題「最近見た夢」

 

ワンダーJAPAN16 (三才ムック VOL. 304)

ワンダーJAPAN16 (三才ムック VOL. 304)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月白貉