おとな様ディナー - きみぼくめし
お子様ランチのイメージって、やっぱり丸く盛られたごはんの上の「旗」じゃないかと思う。
久しくお子様ランチなんて、食べてもいないし見てもいないから、今の時代のお子様ランチはもっと違ったものになっているのかもしれないけれど、ぼくが子どもの頃のお子様ランチといえば、やっぱり小盛りごはんに立てられた旗だよなあって思う。旗の柄はいろいろあったけれど、一番多かったのは世界各国の国旗だったんじゃなかっただろうか、だって日の丸が立ててあるお子様ランチのぼんやりとした記憶があるから。今思うと、お子様ランチに日の丸の国旗ってなんだか嫌だなあ、日本国民としては微妙な発言かもしれないけれど、ランチっていうくらいだから洋食なわけで、そこは国旗にしても外国のものがかっこよいと子ども心にも思っていたはずである。
そんなわけで、たまにはお子様ランチでも食べてみようってことで、家にあるものでなんとなくお子様ランチを作って食べる。
お子様ランチのネーミングって、よくよく考えたら「ランチ」なのである。まあ朝に食べた記憶はないけれど、お昼だけじゃなくて夜にも食べた記憶はある。この日も夜ごはんのお子様ランチ。
厳密に言うとお子様でもないしランチでもないが、こういうことをするとちょっとテンションがあがる。
旗の絵柄は何だかよくわからないけれど、相方が一生懸命に描いていた太陽と月、ぼくは月をチョイス。
ごはんを食べながら旗のことを聞いてみると、「さくらももこ」を意識したそうであるが、なぜ意識したのかは不明。
メキシカンピラフ、既成品のカキフライ、きゅうりとササミの和物、鶏肉とカボチャのソテー、きゅうりのぬか漬け(自家製)、わかめのスープ、残り物のサルサソースも添えて。
月白貉