ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2017-11-30から1日間の記事一覧

キボシ神社

前回の話:鬼の屍 『次はキボシ、キボシでございます。お降りの方はブザーでお知らせください。』 ぼくが座席の脇に設置されたブザーのボタンを押すと、運転手がバックミラー越しにぼくの方に目を向けた。 「お客さん、次で降りられますか?」 「あっ、はい…

クリスチャン・ネアーン出演のポスト・アポカリプスSF、リアム・ガーボ監督『バイオパンク(原題:BIOPUNK)』

SF映画の中には、現在よりも文明がさらに発展を遂げた近未来を描いたものが数多く存在するが、その対極としてのポスト・アポカリプス、つまり文明社会が崩壊した後の世界を描いているものもまた数多く存在する。 まあ作品によってはこの両軸を内包しているケ…