ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2017-09-27から1日間の記事一覧

第一章 - 団地の魔女狩り

前回の話:序章 - 団地の魔女 - 9月22日、ぼくが下校途中に塩田と川縁を歩いていると、ちょうど塩田の住んでいる南黒町団地の辺りの上空がやけに黒々とした雨雲に覆われているように見えた。ぼくは塩田にそのことを言おうとしたが、ふと思いなおして口から漏…