ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

follow us in feedly

2017-08-13から1日間の記事一覧

朝四時に起きて、スズメはそして眠る日記

朝四時に起きて、まだ日の昇らない夜明けに家を出て、駅まで人を見送りに行った。 しばらくして、誰もいない街のずっと向こうの空の先に太陽が昇り始めた。 駅のホームを発車する電車の中で、その人は見送るぼくに手を振って泣いていた。 駅からの帰り道、死…