ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

follow us in feedly

2016-12-04から1日間の記事一覧

雨と花の苦痛

恐怖や不安は唐突に心に芽を出し、凄まじいスピードで成長して、花を咲かせる。 些細な日常には恐怖や不安の種が、空中に舞う禍々しいダニのように溢れていて、なんてことのない微塵な切っ掛けで心の隙間に入り込んで、そのどこかにしがみ付く。 恐怖や不安…

『バタリアン』で葬儀屋アーニーを演じていたドン・カルファ、誕生日の2日前に76歳で死去。

古い思い出に残る映画に出演していた俳優、特に際立って印象的な役柄を演じていた人物がこの世を去ったと聞くと、なにか心に小さな穴が空いたような気分になる。 何かそれは、例えば家族のような身近な人間の死とは、別なもののように感じる。 ダン・オバノ…

荒廃した架空未来のトレジャーハンター『X-STORY』、ロシアのアーティストが描くクールなアニメーション。

ロシアのサンクトペテルブルクに拠点を置くアーティスト、ヴィタリー・シューシュカ(Vitaly Shushuko)という人物が、3Dモデラー、コンポーザー、アニメーターなどとチームを組み、2年をかけて製作したというアニメーションを取り上げたい。 タイトルは『X-…

ヒーローはいつだって、自分の光を見失わない日記。

キンキンに冷えた布団の中にひとりもぐりこんで、いつも思うことがある。 眠くなって布団にもぐりこんで、そこがすでにほかほかならどんなに心地よいだろう。でも、それじゃあつまらないだろうと。そこから自分の熱であたためるから、いいんじゃないか。その…