ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-10-21から1日間の記事一覧

黒い儀式と白い儀式は、公衆便所を夢幻の楽園へと誘う為の魔術。

土曜日の夕暮れ時に、ぼくは必ず近所の寂れた公園に赴く。 晴れた日でも雨の日でも大風の日でも、雪や雹が降り注ごうともとまではいかないが、それでも大雨くらいならば耐え忍んで、ちらりとのひと目だけでもその公園を眺めにゆく。 それは薄暗い雑木林の中…

フランス人が見つめる、妖怪の島としての日本。 - 『YOKAINOSHIMA』 -

昨今の日本人の大半って、自国の伝統的な文化についてずいぶん無知で無関心で無頓着だと感じる。まあぼくだって例外ではないかもしれないけれど・・・。 例えば宗教でも、単なるイベントごとの際の形式でしか扱わない人は多いと思う。結婚式は神社やキリスト…