ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-09-16から1日間の記事一覧

よく遊べ。

昔、レゴブロックが大好きだった。 と思っていたけれど、ずいぶん成長した後、あるデパートのおもちゃ売り場でレゴ社製のブロックを目撃したぼくは、自分がかつて遊んでいたのは、あれはレゴブロックではなく類似品だったような気がして、その瞬間、なにか深…

リアルとバーチャルの混沌、あるいは暗桃色に沈む怪物。

久しぶりに実家に帰省すると、いままでは一切そんなことはしなかった祖父が、玄関でぼくを出迎えてくれた。 「ああ、どうぞどうぞ、いらっしゃいませ。いま、家のものを呼びますから。」 異常なくらいに厳格で、まるで世界の悪とでも戦っているかのように壮…