ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-08-20から1日間の記事一覧

校長室で食べる給食と、ジャージーを着た人影の話。

小学生の頃の話である。 ぼくの学校では、クラス内の生徒が四、五人を一塊としたグループに分けられていて、例えば給食当番だったり、壁新聞の制作だったり、あるいは課外授業の班だったりを、そのグループのメンバーを軸として、一緒に行動させられていた。…

動物霊信仰の系譜 - キツネにならきっとわかる憑物の話 -〚 第拾話 〛

新潟県高田市のお晴見祭り、福島県南会津郡の鼬寄せや犬寄せ、愛知県三河の西京鼠、神奈川県川崎市のトウガミなど、動物の神霊に頼る俗信は日本各地に多く見られる。 古来より、神霊を呼び寄せる神懸かりというものは、神職や巫女、そして山伏などによって行…