ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-06-29から1日間の記事一覧

ヨーグルトが味噌汁にチェンジできます。【 第二話 】

モーニングのヨーグルトが味噌汁にチェンジされる喫茶店にもう一度行きたくなって、その為だけにバスに乗って山を下りる。 店に入ると、やはり客は初老の男性がひとり。前回見かけたのと同じ人物のようだった。 そして再び、一番品数の多い三番目のモーニン…

ヨーグルトが味噌汁にチェンジできます。【 第一話 】

島根県の山奥に暮らし始めて半年が過ぎた。 その日は仕事のため、とある農業法人が開催するイベントに参加しなくてはならず、久しぶりに山を下りる。 ぼくの暮らす山間の小さな町からは、日に数本程度しか運行していないバスに乗って、駅のある市の中心部ま…