ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-06-16から1日間の記事一覧

黒猫ハート

黒猫は言った。 「だってきちんと、いいたいことは、ぜんぶはっきり云わなければ、損をするのは、きみなんだよ。」 雨上がりのアスファルトは、トカゲの皮膚の様にうっすらと湿っていて、何かが焼けるような臭いを放っていた。そして、そのアスファルトの上…