ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-04-16から1日間の記事一覧

アカヤツデ(赤八手)【其の弐】 - 『新日本妖怪事典』 -

出雲松江藩主が松平直政の頃、松江城を取り囲む内堀や外堀に「アカヤツデ(赤八手)」と呼ばれる蛸のような化け物が出たという。 ある時、松江藩の御鷹方を勤めていた加藤某というものが、まだ夜も明け切らぬ頃に霧の舞う内堀沿いを城に向かって歩いていると…